ベニス(ヴェニス)アップデートの意味とは何?対策方法を紹介

SEO対策をやっていると、アップデートという単語を頻繁に目にする事が多いかもしれませんが、その中でよく見るのはパンダアップデート、ペンギンアップデートでしょう。

しかし、パンダとペンギンのツートンカラー動物の他に、ベニスアップデートなる単語が存在しているのを見た事はありますか。

あまり目にする事がないため、SEO対策をしている人ですら知らないという場合もあるくらいですが、とても重要な要素なのがこのベニスアップデートです。が、やはりベニスアップデートを知らないという方も多いでしょう。

今回は、そんなベニスアップデートが何なのか、ベニスアップデート対策とは何なのかについて、解説していこうと思います。

ベニスアップデートとは?

ずっとSEO対策をしているけれども、名前を聞いた事がないという人も多いかもしれないベニスアップデート。

これはどういうものなのかと言いますと、ユーザーの住まう地域やユーザーが所在する場所によって、検索結果の検索順位が大幅に変動するようになる処置が施された検索エンジンのアップデートの事です。

このアップデートは2015年に実施されて、以降ずっとGoogleの検索エンジンを中心に稼働し続けているものなのですが、2016年に起きた医療アップデート、2016年以降に何度も起きたパンダアップデート、ペンギンアップデートの存在があまりに大きかったため、その陰に隠れてしまい、存在自体知られていない傾向にあってしまっています。

しかし、大きなアップデートの陰で、このような事は確かに起きていたのです。

地域によって順位が変わる

そんなベニスアップデートの解説を聞いた際、「地域によって順位が変わる?」と首を傾げられたかもしれません。

これはどういう事なのかと言いますと、例えば東京に住んでいる方がGoogle検索で飲食店の検索を行った時には、しっかり東京内の飲食店の情報だけが表示され、その他の県の飲食店情報は出て来ないという検索結果になります。

東京外の飲食店の情報も出ていると言えば出ているのですが、検索ランキングの遥か後方に廻られており、基本的にユーザーの目には留まらないようになっています。これこそがベニスアップデートの仕業なのですよ。

これは、そのユーザーが住んでいる地域情報をGoogleの検索エンジン内のAIが読み取っているがために起こりうる事であり、東京に住んでいる人ならば東京の、石川県に住んでいる人ならば石川県内の地域情報に基づいた検索結果を自動で出してくれるのです。

東京都内で飲食店を検索した時と、北海道を旅行していた時に飲食店と検索した時、検索結果が全然違っていたという経験がございましたら、まさしくベニスアップデートによるものです。

正確には位置情報によって変わっている

しかし、ユーザーの住んでいる場所の情報をGoogleのAIが読み取っていると聞いても、ではどうやってGoogleのAIはユーザー1人1人の居る場所、住んでいる地域を読み取っているのかと気になりますよね。

この仕組みですが、実はものすごく単純で、ユーザーが所有しているスマートフォンやパソコンの位置情報を取得し、そこからユーザーが今どこに居るのか、どこに住んでいるのか、どこを旅行しているか等を把握し、検索結果に反映させているのです。

流石にそういった情報が無ければ、どんなに賢いAIでも、ユーザー1人1人の居場所を把握する事など出来はしません。

旅行などを行った際にはこれ以上ないくらいに頼もしい位置情報アプリですが、それはGoogle検索にも役立ってくれているものだったのです。

ベニスアップデートへの対策

ここまでベニスアップデートについて説明をしてきましたが、SEO対策の観点からはベニスアップデートにどう対応すればよいのかと気になりますよね。

ここからは存在自体薄っすらとしていて一般的ではない、このベニスアップデートの仕様に、どのような対策を練っていくべきかを紹介していきましょう。

普通のサイトならば、対策は特に必要ない

ユーザーの位置情報によって検索順位を大幅に変更させる程の影響力があるというのに、ベニスアップデートの名は全く知られていません。SEO対策を5年以上やっているという人ですら、今年になって初めて知ったなんて人もいらっしゃるくらいでしょう。

その理由は割と簡単です。普通のサイトはベニスアップデートについては何も気にする必要がないから、SEO対策にも記載されておらず、存在自体あまり知られていないのです。

ベニスアップデートは特定の地域に住んでいるユーザーのために、その特定の地域にあるお店の情報を上位表示させるというものであり、全国のユーザーに向けて情報を発信しているサイトは何の影響も受けません。

そしてよく作られる企業サイト、個人ブログは日本全国に情報発信をするのをデフォルトにしているため、ベニスアップデートの事を意識する必要は全くないのです。

必要になるのは各都道府県の店のサイト

では逆にベニスアップデートへの対策をするべきサイトは何かと言いますと、各都道府県に開いている飲食店、美容院、その他といったお店のサイトです。

全国にチェーン展開しているわけではない個人経営のお店となると、その県のその地域、その市町村にしかないので、その市町村を訪れているユーザーを招き入れるために、上位表示されるようにしないといけません。

店のサイトは何をすればいい?

では、お店を実際に経営しており、尚且つそのお店のサイトも運営しているという運営者はこのベニスアップデートにどのような対策を練っていけばよいのでしょうか。ここからはそれについて解説いたしましょう。

Googleマイビジネスに登録しよう

まず実際に店舗を持ち、経営をしている場合は、まずGoogleマイビジネスと言うサービスに店舗を登録し、Googleにその存在を把握してもらいましょう。Googleマイビジネスは無料で使う事が出来、店舗の登録もまた無料でする事が可能です。

そしてGoogleマイビジネスに店舗を登録すると、Googleで検索を掛けた際、検索結果の画面右半分に店舗が表示されるようになります。

お店の検索をかけると、画像のような情報が表示された時、表示されているお店はGoogleマイビジネスに登録されているという事です。

Googleマイビジネスに登録しているかどうかで、お店とサイトがユーザーの目に留まるかどうか、知名度がどうなるかが著しく上下するので、お店を持っている場合は、必ずGoogleマイビジネスにお店を登録するようにしましょう。

地域の名前を記事に入れよう

お店のサイトを持っている場合は、そのお店のサイト内の記事に、お店を展開している都道府県、市町村の名前を積極的に入れるようにしましょう。

そうすることでGoogleからもユーザーからも、そのお店が該当する都道府県、市町村に存在する事を認知してもらえ、Googleのローカル検索でも上位表示されるようになります。

ただし、あまりにも多く地名を入れてしまうと、逆に不正な事をしていると判断される危険性もあるので、程々に地名を入れてアピールするようにしてください。

まとめ

ベニスアップデートはとても影が薄く、正直なところ知っていても知らなくてもあまり大差ありません。

しかし、もしローカルな地域でお店を経営している場合は、なるべく意識して、ユーザーやお客様を呼べるように対策をしていくべきです。

この対策をしているかどうかで、サイトのアクセスは勿論、来店者数にも影響が出てきますので、しっかり対策しましょう。