「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」とは?石川県が独自に取り組む新型コロナ対策の概要

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」という制度を聞いたことはあるでしょうか?

この補助金制度は、新型コロナウイルス感染症の流行を機に、石川県が独自にスタートさせたものです。

今回の記事では、この「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」について、その概要やメリット、注意点などについてまとめてみます。

申請を検討している経営者の皆様にとって、参考になる内容をお伝えできれば幸いです。

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」とは?

まず、「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」は何のために、どのような事業に対して支給されるのでしょうか?

ここでは、「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」の目的や対象などについて、要点を解説していきます。

中小企業等の前向きなチャレンジを支援

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」の目的については、石川県のホームページに以下のように記載されています。

新型コロナウイルス感染症により、経営上の影響を受けながらも、事業継続に向け、自ら活路を見出す前向きな取り組みを行う中小企業等を幅広く支援いたします。

新型コロナウイルス感染症の流行は、多くの企業の経営に影響を与えています。

その影響をきっかけに、前向きに新たなチャレンジとなる事業を行うことで、経営を継続・発展させていこうとする中小企業を支援するために創設されたのが、この「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」の制度なのです。

なお、補助金の対象となるのは、令和2年4月21日時点で石川県内に主たる事業所がある中小企業(個人事業主含む)です。

どのような事業が採択されるの?

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」を受け取るためには、チャレンジする事業内容について審査を受けて採択される必要があります。

では、どのような事業内容であれば採択されるのでしょうか?以下にその例をいくつか挙げてみます。

  • テイクアウトやケータリングなどを新たにスタートさせたい。そのために、保冷車や専用の食器・容器などの購入が必要になる。(飲食店のケース)
  • インターネットでの商品の販売に今後挑戦していきたい。そのためのECサイトの作成や運営に費用がかかる。(小売店のケース)
  • オンラインでフィットネスの指導を行いたい。そのためのインターネット環境を整備したい。(フィットネスクラブのケース)
  • これらの新たな事業を宣伝するため、ホームページの作成・運営、チラシやのぼり旗の作成などに費用がかかる。

これらのように、新型コロナウイルス感染症が流行する中でも事業を継続・発展させていくための前向きなチャレンジであると認められるものであれば、審査を通過して採択されることが可能です。

また、以下のような条件もあります。

  • 令和2年4月21日以降に開始している事業である。
  • 事業費の支払いが令和2年4月21日~12月31日の間に完了する。
  • 事業費が5万円(税抜)以上である。

補助金を申請する際には、これらの条件についても留意しておきましょう。

申請はどのようにすればよい?

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」を申請しようとする際には、以下の書類を準備しましょう。

(1)交付申請書(第1号様式)

(2)役員等名簿(第2号様式)
​ (個人事業主は事業主本人を記載)

(3)取組(事業)に係る経費の見積書、
カタログ(ホームページの印刷でも可)等(品名、金額(税抜)、支出(予定)先がわかるもの)

(4)営業活動を行っていたことがわかる書類

(法人の場合)次のいずれかの書類
前年の確定申告書(別表一)
履歴事項全部証明書(申請日より3ヶ月以内に発行されたもの)

(個人事業主の場合)次のいずれかの書類
前年の確定申告書(第一表)
開業届

※(3)、(4)については、いずれも写し可

(引用元:公益財団法人石川県産業創出支援機構 ISICO

これらの書類を準備した上で、以下のいずれかに郵送で提出しましょう。

  • 石川県内の商工会・商工会議所
  • 石川県中小企業団体中央会
  • 公益財団法人石川県産業創出支援機構(ISICO)

その上で、審査を通過し採択されれば、補助金の支給が決定します。

申請受付期間が延長されている!

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」は現在大変好評で、Twitter上にも以下のようなツイートが見られました。

好評であることを受けて、当初は令和2年6月30日までであった申請受付期間が、令和2年9月30日までに延長されています。

新型コロナウイルス感染症の流行を機に新たな事業にチャレンジしようと考えている場合、今が補助金申請のチャンスとなっています。

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」を申請するメリット

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」を申請し採択されると、どのようなメリットを受けられるのでしょうか?

ここでは、申請するメリットについて考えてみます。

新たなチャレンジのきっかけとなる!

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」は、新型コロナウイルス感染症の流行を機に、前向きに新たな事業にチャレンジする中小企業等に対して支給されるものです。

この補助金を受け取ることによって、新たな事業にチャレンジしていくための金銭面での負担が軽減されるので、より前向きなチャレンジがしやすくなります。

そのことによって、新たな販路の開拓、新しい顧客の獲得などが期待でき、経営を継続・発展させていくことが可能になります。

最大50万円の補助を受けられる!

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」では、新たな事業にチャレンジすることにより発生する費用の5分の4が、50万円を上限として支給されます。

以下のツイートからも、この金額が経営者にとって非常にありがたいものであることがわかるでしょう。

https://twitter.com/takechi0318/status/1282562777035362304?s=20

これだけの金額が支給されれば、かなり前向きに新たな事業にチャレンジしていけるのではないでしょうか?

類似の補助金との比較

石川県では、新型コロナ対策として「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」以外にもいくつかの補助金を支給しています。

ここでは、類似の補助金を紹介しながら「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」との比較を行ってみましょう。

「石川県経営持続支援金」

「石川県経営持続支援金」は、国からの持続化給付金に上乗せして支給されるものです。

中小企業は50万円、個人事業主は20万円を一律で受け取ることができます。

こちらは厳密に言えば補助金ではなく、条件を満たせば誰でも受け取ることができる給付金の一種です。

受け取るために審査があり使い道が制限される「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」に対して、「石川県経営持続支援金」は石川県内で持続化給付金を受け取っているすべての企業が受け取ることができます。

「石川県感染拡大防止対策支援金」

「石川県感染拡大防止対策支援金」は、その名の通り新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための取り組みに対して支給されるものです。

石川県内で、主に対面の接客を伴う事業を行っている企業が対象となります。

例えば、感染拡大防止のためにビニールカーテンや衝立を設置したり、カウンターやテーブルを改修したりといった取り組みが、支給の対象として認められるものです。

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」が新たな事業へのチャレンジに対して支給されるのに対して、こちらは感染拡大防止のための取り組みが支給の対象となるという点で異なっています。

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」の注意点

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」には、メリットだけでなく注意すべき点も存在します。

ここでは、どのような点に注意が必要なのかについてお伝えしていきます。

審査に時間を要する

ここまでお伝えしてきた通り、「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」を受け取るためには審査を通過する必要があります。

しかし、とても好評で多くの申請が行われているせいか、審査の結果が通知されるまでに時間がかかっているようなのです。

申請を行っても、すぐに審査結果が判明するわけではないということを心得ておきましょう。

補助金は後払い

審査を通過しても、直ちに補助金が支給されるわけではありません。

補助金を受け取るためには、対象となる事業を実施した後、実績報告書や支払った金額がわかるものなどの必要書類を提出し、事後の検査を受ける必要があります。

ここで、当初の申請の通りに事業が行われ、支払いも正しく行われていると認められて初めて、補助金額が確定し受け取ることが可能になるのです。

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」は、行われた事業に対して後払いされるということを覚えておきましょう。

このような使い道は対象外!

「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」には対象外となる使い道もあります。

どのような使い道が対象外なのかは、石川県のホームページに以下のように明示されています。

人件費・家賃等の固定経費、損失補てん、借入れに伴う支払利息、公租公課(消費税など)、不動産購入費、官公署に支払う手数料等、振込手数料、飲食・接待費、税務申告・決算書作成等のための税理士等に支払う費用、販売を目的とした製品や商品等の生産・調達に係る経費、預託金・敷金・保証金、その他公的資金の使途として社会通念上、不適切と認められる費用。

このように、多くの使い道が対象外であるとされていますが、要するに「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」の対象となるのは、あくまでも「新たな事業へのチャレンジ」のためにかかる費用であることを念頭に置きましょう。

まとめ

ここまで、「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」に関する内容をお伝えしてきました。

新型コロナウイルス感染症の流行を機に、前向きに新たな事業にチャレンジしていく際に発生する費用について、石川県が独自に支援してくれるという、画期的な取り組みであることをご理解いただけたでしょうか?

この補助金を上手に活用して、新たな活路を見出していくということも、検討してみる価値はあるかと思います。

新たな事業にチャレンジしていく際には、ホームページを活用した宣伝や集客等が欠かせないものとなります。

しかし、ホームページの作成や運営に自信がないという経営者の方もいらっしゃることでしょう。

弊社LIGHT UPでは、ホームページの作成や運営等について、経営者の皆様を強力にバックアップしていくことが可能ですので、ぜひ一度LIGHT UPまでご相談いただければと思います。