サイト運営をしていると、
- ディスクリプションが大切だ
- ディスクリプションが重要だ
- ディスクリプションで狙え
なんて話を聞いたりしませんか。
一口にディスクリプションが大切なんて言われても、
「ディスクリプションとは何の事?」
と思って困っているという方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、このディスクリプションについて解説し、設定方法等を紹介していきたいと思います。
Contents
ディスクリプションとは何なのか?
大事、大切などと言われているディスクリプション。
これって結局何の事なのかと言いますと、そのページの内容を一目でわかる100文字以内で出来ている文章の事です。
詳しくはこちらです。
ディスクリプションとは、記述、描写、説明、表現などの意味を持つ英単語。HTMLでWebページを作成する際、検索エンジンなどが適切にページの内容を把握できるようmetaタグ(メタタグ)でそのページの説明を記述したものをメタディスクリプションと呼び、これをディスクリプションと略すことが多い。
出典元:IT用語辞典e-words
専門用語だらけで何が何だかです。
これが何なのかと言いますと、こういう事です。
画像内にある、赤枠組みの中の文章。
これがディスクリプションと略されて呼ばれる、メタディスクリプションです。
即ち、Google等の検索エンジンでキーワードについて検索を掛けた際に表示されるサイトの、すぐ下に書かれているちょっとした文章こそが、ディスクリプションと呼ばれるものなのです。
そんなに難しい物でもなんでもないのです。
ディスクリプションを設定すると?
では、このディスクリプションに如何なる役目が存在しているのかと言いますと、ユーザーにそのサイトのそのページに何が書かれているのかを簡潔に伝える事です。
いちいちリンクをクリックして開かないとわからないページの中身がどうなっているのかを、開く前に一目で教えるものがディスクリプションなのです。
あるサイトの、あるページのディスクリプションに、あるユーザーの求める要素やキーワードが含まれていれば、必然的にユーザーはそのサイトのページを閲覧し、必要な情報を獲得できます。
つまり、ディスクリプションを設定すれば、ユーザーにそのサイトのページをクリックするか否かを簡潔に教えてあげられると思っていただければ、通じています。
SEO効果を狙う際にはとても重要。
このディスクリプションがSEOに多大な影響を及ぼすというお話を、サイト運営をなさっている方ならば聞いたことがあるかもしれません。
実際そのとおりでして、これがあるかないかで、SEOに多大な影響を与えます。
ディスクリプションがしっかり設定されているかどうかで、そのサイトに訪れるユーザーの数は、大きく変動します。
ディスクリプションは順位に関係するのか?
「SEOに大きな影響を及ぼすというのなら、ディスクリプションを設定すれば検索エンジンでの検索キーワードランキングが上昇するの?」と思われた方もいらっしゃることでしょう。
ここからは、その事に関連する情報を解説していきます。
ディスクリプションは順位には影響しない。
SEO効果を高める事、それは検索順位を上げる事だと思いますよね。
実のところ、ディスクリプションを設定し、そのページの内容を一目見ただけでわかるようにしたところで、検索順位には全くと言っていいほど影響は出ません。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンから見ると、ディスクリプションに何が書かれているかなど、どうでも良い事なのです。
クリック率を高める事こそが重要。
ではディスクリプションを設定する意味などないかと言われると、そうではありません。
ディスクリプションは何度も書いている通り、そのページに書かれている事をユーザーに一目見ただけで把握させるものです。
検索エンジンにて必要な情報を欲しがっているユーザーに、「ここにこういう情報があるけれど、もしかしたらあなたの求めている情報があるかもしれない」と教えられるわけですから、必然的にクリック数が増え、アクセス数も増えます。
そうすると、クリック数とユーザーのアクセス数から、そのサイトには有益な情報があると検索エンジンに判断され、そのサイトの検索順位は上昇します。
ユーザーからクリックされて、有益な情報を与えられる事は、検索順位を上げる方法の一つです。
ディスクリプションを設定してユーザーから把握されやすくなり、クリックされやすくなる事で、結果的に検索順位を上げる事が出来るのです。
ディスクリプションのSEO効果とは、こういう仕組みなのです。
ディスクリプションの設定方法
では、ディスクリプションを実際に設定していくにはどうすれば良いのでしょうか。
一般的なhtml形式ですと、以下の形でディスクリプションの設定を行う事が出来ます。
<head>
<meta name=“description” content=“ここにテキスト入力”>
</head>
“ここにテキスト入力”の部分を、そのサイトやそのページに何があるのか書いて保存すれば、ディスクリプションとして反映されます。
必ず設定しなければならないものではありませんが、あるとないとでは、ユーザーに一目でそのページの内容を伝えられているかどうかが大きく変わります。
ユーザーがクリックしたくなる文章を書こう。
そしてディスクリプションには、『思わずユーザーがクリックしたくなる文章』を100文字以内で書きましょう。
ネットで検索を行っているユーザーは、基本的に何らかの悩みを抱いています。
例えば、芸能人がニュースになった時などは、『その人が昔何をしていたのか、結婚していたのかとか、詳しい情報を知りたい』と思われている事が多いです。
更に例えば、テレビ番組等で石川県の金沢カレーが紹介されたならば、『金沢カレーが美味しそうだけど、どこのお店が美味しいのか、通販などで買えないのかが知りたい』と思われるケースが多いです。
そんな人達に向けるならば、
『〇〇さんの経歴はどうなっているのでしょうか?結婚の有無をこちらで紹介しております。その他の芸能人の細かい情報も揃っています』
『金沢カレーはこの店のものが一番美味しいです。金沢に行かなくても通販で買う方法も紹介していますよ』
などと書いてみると、いいかもしれませんね。
ディスクリプションの内容は、そのサイトのそのページのコンテンツ内容によって変わるので、ユーザーに何が伝えられるかを明確化し、設定しましょう。
内容が合っていないと勝手に書き換えられるので注意。
ディスクリプションを設定した後に起こりうる事情として、ディスクリプションが設定したものと異なったものされてしまっている場合があります。
これはGoogleが、そのページに設定されているディスクリプションが、ページのタイトルとコンテンツとは一致していないと判断した際に起こる現象でして、こうなると自力で戻す事は出来なくなります。
もし自分で書いたディスクリプションを他のものに書き換えられてしまっていたならば、ディスクリプションをきちんとページ内容とタイトルに合わせたものに直しましょう。
流用してはいけない。
ディスクリプションを設定する時、他の記事のディスクリプションと被らないようにしましょう。
芸能人にしても、物の使い方にしても、それぞれ異なった情報があるのは間違いないので、その情報に合わせて書き換えて、適応していくようにしましょう。
WordPress(ワードプレス)ならプラグインで設定出来る。
尚、ホームページやブログ作成ツールとして広がっているWordPressならば、『All in One SEO Pack』というプラグインを使用する事で、容易にディスクリプションを設定する事が出来ます。
新規記事を追加する際に、『All in One SEO Pack』がインストールされていると、下部に『タイトル』『説明』などとありますが、この『説明』がディスクリプションとなるものです。
ここにそのページのコンテンツについて、ユーザーに分かりやすく書き、適応しましょう。これだけでディスクリプションが表示されるようになりますので、WordPressの場合は割と簡単です。
まとめ
ディスクリプションは検索エンジンのためではなく、ユーザーのために設定する事で、結果的に検索エンジンに影響させるものです。
ディスクリプションに適切な情報があれば、ユーザーからすれば願ったり叶ったりなので、クリック率を上げて、アクセス数を底上げする事が出来るでしょう。
しかし、一番重要なのはページ内のコンテンツをしっかりさせる事なので、コンテンツをユーザーにとって有益なものにしてから、最後にディスクリプションを設定するようにしましょう。