MEO対策とは?重要性と初心者でも自分でやれる方法を解説

こんにちは、みゃーこ先生です!

ホームページの学校では、初心者でも分かりやすい言葉でホームページへの取り組みを紹介しています。今回は、MEOについて解説したいと思います。

お客様の悩み

町田で理容室を経営しています。ネットで調べるとMEO対策がいいと知りました。
Googleマイビジネスに登録し、自分でやろうと思っています。具体的にどのような対策をすればいいかわかりません。

MEO対策や、やり方を教えてください。

みゃーこ先生
MEOとはだれでも無料で集客できる対策です。情報のクオリティが高ければ継続的にお客さんを来店させる機会を作ることができます。
たぬきち
初心者の人でもMEO対策を自分でできるのかな
みゃーこ先生
初めてでも大丈夫!この記事を読めば10分~15分で自分でMEO設定ができるようになります。
でも、難しいなと思った方は、専門の会社に依頼しましょう。

 

MEOとは?


MEO

MEOとはMap Engine Optimazationの略で、地域名と業種で検索する際に表示される情報です。ローカル検索とも言われ、グーグルマップ検索の最適化を意味します。

例えば、こんな経験ないですか?

表参道で理髪店を探す場合、「表参道 理髪店」の検索キーワードを入れると検索結果にマップと店舗情報が表示されます。検索しているユーザーの現在地から近い理髪店を表示する仕組みです。

このエリア+業種名で表示されている箇所がMEOになります。

 

MEOとSEOの違いについて

MEOとSEOの違い

MEOとSEOは対策方法が異なります。違いを学ぶことで、取り組みやすいMEO対策のよさを学びましょう。

MEO対策とSEO対策の違い

MEOは、グーグルマップ上の上位表示を目指す取り組みです。

グーグルマイビジネスを使って、クオリティの高い情報や写真の登録をすることで、ユーザーが地域と業種を検索した時、あなたのお店がグーグルマップ上の最上位に表示されるように取り組む対策を意味します。

SEOは、Webサイト検索結果の上位表示を目指す取り組みです。

ユーザーが検索したとき、Webサイトが上位に表示されるよう対策する取り組みを意味します。検索エンジンの最適化といいます。

検索結果の表示位置の違い

例えば「金沢 ビール」と検索した場合、MEOはグーグルマップ上に表示される検索結果になります。SEOは、マップの下に表示されます。

対策範囲の違い

MEOは、エリアに特化したマップの上位表示に注力する対策のため、比較的取り組む内容も限られています。グーグルマイビジネスというツールを使って、ユーザーの有益な情報を登録していくことが主な取り組みです。

SEOは、Webサイト全体が対策範囲になります。コンテンツ制作やページ構造の最適化、外部リンクの数を増やすことで上位表示されるよう取り組みます。ライバルもおのずと多くなり、取り組む範囲も広いといえます。

費用面での違い

MEO対策は自分でマイビジネス登録を行うことで、比較的簡単に取り組むことが可能です。自分でやり方をマスターすれば費用もかからず無料です。業者に依頼したとしても数万円ですみます。

しかしSEO対策の場合、キーワード選定を意識した執筆やページ制作のデザイン、コーディングと外部発注の必要性が高く費用がかかりやすいとされます。

MEO対策に取り組む重要性とは?

そもそもなぜMEO対策が注目されているのか世の中の動きを見ていきましょう。

MEO対策をする必要がなぜあるのか?

グーグルは、グーグルマップの地域情報の関連性・信頼性を深めるために世界約25億人(2020年6月時点)のアンドロイドユーザから位置情報と行動を取得しているといわれています。

また、検索ユーザーの約20%がエリア・地域情報を求めて行動するといわれています。
MEO対策を行えば、具体的にお店を探しているユーザーに直接的なアプローチができ集客効果が見込めるといえます。

MEOでクオリティの高いローカル情報が新規客を呼ぶ

MEO検索結果は、SEO対策で表示される位置よりも上にあります。
グーグルは、ナビゲーションとしての検索ではなく体験を見つけるツールとして検索最適化を目指しています。

目的地へのアクセス案内情報に加え、下記のようなクオリティの高い情報が検索ユーザーに提供できるようになっています。

MEOから得られる情報

「営業時間」「口コミ」「商品・サービス内容」「店舗の内観や外観の写真」「時間別混み具合」「予約方法」

この検索される有益な関連性の高いローカル情報を作っているのは、お店のオーナーでもあり検索ユーザーでもあるあなたです。

情報を探しているユーザーにとって、有益な関連性の高いローカル情報をグーグルマイビジネスを使って店舗側が登録することで上位表示され、単発的な送客も担っています。

 

大手ポータルサイトの利用減

大手グルメサイトでレストランやネイルサロンを検索した経験ありませんか?
近年、この総合ポータルサイトの利用者数が激減しています。

なぜなら大手ポータルサイトで上位表示されていた店舗は、企業規模も大きく広告費用もかけることができ上位表示されるオークションマーケティング方式でした。

しかし、MEO対策で表示されるグーグルマップのローカル検索は、ユーザーと関連性のあるクオリティの高い情報を提供しているお店が上位表示されます。

個人店や規模が小さな企業でも、正確で有益な情報をしっかり発信すれば新規客の獲得が可能なリアルクオリティマーケティング方式になっています。

またユーザーの情報取得方法が、PCからスマホに移行し探したい!知りたい!と思ったその場所で検索する行動が増えたこともMEOの活用シーンが増えた要因です。

手軽に信頼のおける情報は、どんどん検索され閲覧されるのは当然のことですね。

MEOのメリットについて

MEOに取り組む重要性が分かったところでメリットについて詳しく解説します。

MEO対策は自分でやれば無料

安心してください簡単です。パソコンもしくは、スマホがあれば自分でできます。
グーグルアカウントを開設して、グーグルマイビジネスよりお店の基本情報を登録し承認されれば完了。

あとは、ユーザーに有益な情報となるお店のお得な情報や新メニュー、イベントなど盛り込み運営していけば、費用をおさえ自分でMEO対策の取り組みを行えます。

初期費用やランニングコストはかかりません。

ただし、苦手だなと感じたり、時間がなくて取り組みが難しい方は専門の会社に依頼しましょう。

MEO対策はSEO対策より自分で取り組みやすい

SEO対策は、キーワードに沿った記事の執筆やWebサイト内のコンテンツ制作など時間と労力がかかります。またWebサイトを持っている全員がライバルになる中、MEO対策は地域と業種に絞られるためライバルも減ります。

競合他店が少ないニッチな業種の場合、限定されたエリアで上位3位以内に表示される可能性も高いといえます。
取り組んでいる企業や店舗も少ないため、先にMEO対策の取り組みをおこなうことはおすすめです。

自然検索でもグーグルマップに表示される可能性

地域名を入力しない自然検索においてもグーグルマップが表示される場合があります。グーグル側がユーザーが入力したキーワードから、地域情報を求めているかも?と認識し、上位3位までマップ表示をします。

約50~60%のユーザーがマップの1番目をクリックするデータもありMEO対策の必要性は必須といえます。

ユーザーの来店につながりやすい

お店・サービスを探しているユーザーは、その場で突発的に検索します。

探している店舗・サービスを見つけたいという目的意識がはっきりしているため、そのお店を訪問するリアル来店へとつながりやすいです。

ユーザーの近い場所から検索結果をグーグルマップ上に表示するため、MEO対策を行っていればテキストと画像で店舗の雰囲気や営業時間など視覚的にユーザーに訴求できていれば、よりユーザーを来店へと誘導できるチャンスにつながります。

1位を取らなくても大丈夫

MEO対策における上位表示とは、10以内を指します。1位じゃなくても大丈夫です。

ユーザーの約70%の人がグーグルマップ上に表示された結果において比較するとデータがあります。みなさんもそんな経験ないですか?

しかもスマホ上において、6位表示の店舗がクリックされやすいといった数値もあるぐらいです。比較されるためにも、リスト内に入るためのMEO対策は必要です。

MEOのデメリットについて

MEOのメリットデメリット
デメリットもありますが認識して、MEO対策を組めばメリットへとつなげることが可能です。
どういったデメリットがあるか事前学習しましょう。

検索上位に表示される数が限定される

ユーザーがローカル検索をした場合、グーグルマップ上に表示される検索結果は上位3件になります。もっとみるをクリックすると10件表示されます。

メリットへつなげる方法①

ユーザーにとって有益な情報、欲しい内容を登録するなどしっかりMEO対策を取り組めば上位表示される可能性は十分あります。

グーグルマイビジネス登録には実店舗やオフィスが必要

実店舗が必要になります。住所を登録する必要があるからです。
実店舗が必要ないサービスやビジネスはMEO対策や活用は難しいです。

評価が低い口コミも表示される

使ったユーザーの口コミによって、MEO対策の上位表示効果が発揮されます。しかしマイナス評価や悪意をもって投稿された口コミも表示されます。

メリットへつなげる方法②

投稿された口コミに誠意をもって返信することや、アドバイスと捉えお店のサービスに反映するなど改善を目指せばメリットへとつなげることが可能です。

ユーザーの生の声を聞くことができる有益なツールでもありしっかり運用したい機能です。

ユーザーによる第3者の編集提案がある

グーグルマイビジネスはユーザー側の編集提案で登録済の内容を編集することができてしまうため、予期せぬ情報の書き換えがあります。

グーグル側のチェックであったり、ユーザーの善意で書き換えされる場合があります。ショップ名が日本語から英語表記に提案されたり、営業時間・曜日の書き換えが可能性としてあります。

すぐに結果が反映されない

MEO対策を自分で設定することは、簡単にできますが上位表示やマップ上に反映されるまで時間がかかります。約1か月~3か月です。

メリットへつなげる方法③

一度上位内に入れば情報の更新や、新しい商品の紹介などアップデートをしていくことで上位表示の可能性を維持することができます。

MEO対策の具体的なやり方について

グーグルマイビジネス投稿の例

グーグルマイビジネスへの登録

初めにグーグルのアカウントを登録しログインした状態で、下記のお店のアイコンをクリックします。
右上の●が9個並んでいる箇所をクリックすると、下記のようにグーグルアプリの一覧が表示されます。

次に、ビジネスの名前を聞かれます。ここでは管理画面上に表示される名前を入力してください。

 

次に正式なお店の名前を入力します。何店舗もある場合は、表記の統一を意識し正確なお店の名前を入力しましょう。
提供するサービス内容のジャンルやカテゴリを入力します。後で変更は可能です。

 

基本、実店舗・オフィスがあることを前提としているため「はい」を選択します。

 

住所の入力は、番地やマンション名、ビル名、階数など正確に入力します。ビル名が英語の場合は、表記を英語で入力し情報の統一性を図るように設定します。

 

配達サービスや出張サービスを行っている場合など、貴店のサービス内容に合わせ選択をします。

 

電話番号、公式Webサイトの登録を行います。慣れるまで時間はかかりますが、無料でウェブサイトを作成するツールもあります。

 

次にお店が実在するのかグーグルに承認してもらう必要があります。この承認方法には2種類あります。
電話の場合、「通話」をクリックすると登録した電話番号に自動音声の電話がかかり認証コードを告げられます。

ただ国際電話のため電話の種類やフリーダイヤルの場合、「通話」をクリックしてもかかってこない場合があります。

確実な方法は、「ハガキを郵送する」です。約3週間かかります。ハガキに認証コードが明記されており、その数字を入力すると完了する仕組みです。お好みに合わせて申請してください。

 

「ハガキを郵送する」を選択した場合の確認画面です。ここまでくればMEO初期設定は、ほぼ完了です。

 

「ハガキを郵送する」の場合確認待ちになっていますが、グーグルマイビジネスの管理画面は使うことが可能になっています。営業時間、サービス内容などユーザーに伝えたい情報を登録していくことができます。

 

店舗名・住所・電話番号の表記は要注意

グーグルマイビジネスに登録する情報は、統一した表記にします。店舗名が支店によって英語や日本語表記と異なったり、ローマ字が大文字だったり小文字だと同じ店舗名でも統一がされていません。

すると、グーグルのアルゴリズムによって違うビジネスと勘違いされてしまう可能性があるため注意しましょう。

住所も番地やビル名までしっかり情報を統一する必要があります。
運用している公式WebサイトやFacebookなどのSNSも同様に、正確な情報を登録することが重要です。

ビジネスやサービスに関してのいい口コミを収集する

サービスを利用したユーザーに口コミ投稿をしてもらい、高評価をもらうことで情報のクオリティがグンと高くなります。

ユーザーがMEO対策で表示された口コミを読みその内容を信頼して実店舗へ向かうユーザーがほとんどです。口コミ投稿機能は、積極的に活用することがMEO対策の要とも言えます。

悪い口コミも投稿される可能性はありますが、真摯に向き合いしっかり返信しお店の改善へつなげることでより誠実で信頼されるコンテンツへと成長させることが可能です。

キャンペーン、イベントの投稿をマメにする

定期的にサービスの新商品やリニューアルなどユーザーに知ってもらいたいイベントは、イベント投稿機能を使って告知ができます。

グーグルマップと同様に表示されることでより注目度があがります。定期的にサービスの情報を発信することで認識もされやすくコンテンツとしての充実化が図れます。

サービスの内容によって、「予約」「オンライン注文」「購入」「今すぐ電話」などユーザーのアクションを起こしやすい機能も備わっており新規客獲得の手法として増やしておく窓口にはもってこいです。

定期的なメンテナンス

定期的に管理画面より情報のメンテナンスをすることは重要です。

機能も追加されることから、最大限に活用するためにも情報を充実させましょう。テイクアウト用のメニュー画像を追加したり、競合他店をチェックして自分のお店にも要素を取り込んで反応を確認することです。

1か月間のユーザーがどれだけ見たか閲覧状況を確認することも可能です。グーグルマップでルート検索された数値や公式Webサイトへの流入も確認することができます。

MEO対策を自分でやる方法のまとめ

MEO対策は自分で取り組むことが可能です。しっかり正しい情報を定期的に発信することでグーグルマップ上への上位表示や集客効果が見込めます。

MEO対策でやるべき5項目

①グーグルマイビジネスに登録する
②店舗名・住所・電話番号は統一した正しい表記で登録する
③口コミ投稿を通じてお店の改善につなげる
④ユーザーに知ってもらいたい情報はイベント投稿を使う
⑤定期的に情報の更新・追加を行う

ぜひ、MEO対策取り組んでみてください。

それでも難しい、大変そうと思われた方はご相談ください。


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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは!このブログの編集長「みゃーこ先生」こと清水美耶子です。 インターネットや広告が苦手な経営者の皆様に、わかりやすく説明し、継続に受注ができるようアドバイス、コンサルティングを行っていきます。 ・100社以上のサイトを作り上げてきた経験があります。 ・WEBデザイナー・コーディネーター ・経験15年以上