こんにちは、みゃーこ先生です!
ホームページの学校では、インターネットを利用した販促活動に悩みや疑問を抱えている経営者の方に向けて、難しい言葉を使わずに、わかりやすくご紹介しています。
中小企業の経営者様の中にも、「コンテンツマーケティング」という言葉を聞いたことがあるという方は少なくないでしょう。
コロナ禍において、デジタルマーケティングの重要性が浸透し、これまで大企業を中心に実践されてきたコンテンツマーケティングが、中小企業においても導入されはじめてきました。
わたしたちも、お客様からこんな悩みをご相談されています。
- コンテンツマーケティングって何?
- デジタルマーケティングをはじめたいけど…
- 横文字が多くてさっぱりわからない…
令和3年度の政府の重点目標にもある「DX化」は、普段の業務をIT化することだけではなく、マーケティングにおいても「DX化」が求められています。
DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、「デジタルを利用して企業の業務を『変革』させよう」というものです。
具体的には、例えば、いままでチラシを手配りして集客をしていた企業や、足で稼ぐといった訪問営業をしていた営業活動(マーケティング活動)をメールマガジンでアプローチしたり、ウェビナーというWeb上でのセミナーで集客したりするなど、デジタルを活用して営業活動そのものを見直していきましょうというものです。
そのマーケティングDXを行う方法の一つとして「コンテンツマーケティング」があります。
ここでは、コンテンツマーケティングとは何なのか?を詳しくご紹介していきます。
Contents
コンテンツマーケティングについて
まずは、コンテンツマーケティングとはどのようなものか、見ていきましょう。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、その名のとおり、「コンテンツ」を利用したマーケティング手法で、これまでも多くの企業が行ってきたマーケティングです。
「今までやったことないけど?」と思った経営者の方も多いと思いますが、実は皆さん実践しているマーケティング手法です。
「コンテンツ」とは、Webサイトはもちろんのこと、ブログの記事ひとつひとつ、YouTubeの動画やSNS、Web広告やWeb以外の部分でいえば雑誌、新聞折込、ウェブナーや、セミナー、LPやお店の前の看板などもすべて「コンテンツ」です。
このコンテンツを利用して顧客に「発見してもらう」のがコンテンツマーケティングです。
つまり、顧客が皆さんのサービス、商品、会社のことを「発見してもらう」ために行っている全ての販促活動が広義の「コンテンツマーケティング」です。
コンテンツSEOとの違い
コンテンツマーケティングの説明をするのに欠かせないのが「コンテンツSEO」です。
コンテンツSEOとは、WebサイトのSEO対策として、「記事コンテンツ」というブログやコラムをWebサイトの中で発信し、それを利用してマーケティング活動を行うことです。
一般的には、このコンテンツSEOを「コンテンツマーケティング」と呼んでいますが、正確にはコンテンツマーケティングの一つにコンテンツSEOがあるという考えです。
あくまでも、コンテンツマーケティングは「顧客に発見し、購入してもらう」ためのマーケティングとなるため、コンテンツSEOはその一つの手法に過ぎません。
コンテンツマーケティングの重要性
なぜ、中小企業においてもコンテンツマーケティングが重要なのでしょうか?
中小企業の経営者の皆さんは、自分たちの会社やサービス、商品を全国の皆さんに認知してもらえていると思いますか?
恐らく答えは「No」でしょう。
WebサイトやSNS、ニュースサイトなど、消費者を取り巻く情報は無限にあり、その中で中小企業の情報をターゲットの顧客に届けることはとても難しい環境になっています。
ただ、商品情報を提供し、企業情報を一方的に伝えても、顧客は「発見」すらしてくれません。
この「発見してもらう」ためには、戦略が必要であり、それこそがコンテンツマーケティングの重要な役割と言えます。
コンテンツマーケティングで期待できる効果
コンテンツマーケティングに期待できる効果は、「発見」「育成」です。
コンテンツマーケティングの代表的な手法である「コンテンツSEO」では、顧客が必要とする情報提供を行う記事を作成するため、まずは顧客が発見してくれます。
その中で、情報を与え続けることで、顧客は知識がつき、「何が大切なのか」「何が重要なのか」が理解できるため、サービス提供側が提供しやすい顧客として「育成」されます。
これをわかりやすく例えると、例えば、北海道に行ったことが無い人が、冬に北海道に行こうと思ったとき、情報を調べている中で「北海道の冬は、『冬靴』がなければ歩けない」という事実を発見します。
その情報の中で「どのような冬靴でなければならないのか」という内容を見つけ、「なるほど、知らなかった」となり、自分が知らなかった情報を発見することでそのサイトへの信頼度が高まります。
そこで紹介されている冬靴があれば、「こんなに詳しい記事を書いているサイトであれば、信頼できるだろう」と購入へとつながっていくという流れです。
初めの段階では、「冬靴」の重要性すら感じていなかった顧客が、自分が知りたい情報から「冬靴」のことを「発見」し、情報提供により「育成」されて購入に繋がるという流れができます。
これこそが、コンテンツマーケティングで期待できる効果です。
まずは何からするべき?コンテンツマーケティングのやり方
次に、コンテンツマーケティングを実施するやり方について見ていきましょう。
流れとしては、以下の通りです。
2.カスタマージャーニーマップを作る
3.コンテンツマップを作る
4.マーケティングを実践する
5.結果を検証して最適化していく
このように、コンテンツマーケティングを実施していくには、ペルソナ設定や、カスタマージャーニーマップ、コンテンツマップというものを作る必要があります。
デジタルマーケティングをこれまで実践していなかった企業様であれば、まずはWeb制作会社などへの相談から始めてみると良いでしょう。
【入門編】コンテンツマーケティングの正しいやり方とは?
まとめ
ここまで、中小企業が実践するべきコンテンツマーケティングについてご紹介してきました。
今回のポイントは、
- コンテンツマーケティングは中小企業でも重要な施策
- コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの一つに過ぎない
- 「発見」されることがポイント
というものでした。
コンテンツマーケティングは、これまで大企業を中心に進められてきたマーケティング活動ですが、コロナ禍の影響により、中小企業においても必要なマーケティング活動となりました。
まず、実践していくために自分たちのお客様となりえる「ペルソナ設定」から始めてみると良いでしょう。