構造化データとは?書き方や使い方はどう?SEOへの影響を調査

SEOについて調べていると、構造化データというものに引っかかる場合はありませんか。

他のSEO用語と比べるとあまり存在が濃いものではなく、影が薄い故に知られにくいのが構造化データですが、ここを取り組む事によって何が変わるのか、SEOにどれだけの影響が出るのかなど、知りたいという方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は、構造化データについて知識が欲しい皆様に向け、構造化データがどのような物なのか、どれ程の効果を出してくれるものなのか等を紹介していこうと思います。

さぁ、見ていきましょう。

構造化データとは何の事?

構造化データとは何の事を指しているのかといいますと、HTMLで書かれている情報が何を意味しているものなのかを、クローラーというGoogleの検索エンジンに搭載されているロボットAIに認識してもらうためのデータの事を指します。

この構造化データは、セマンティック・ウェブに関連する事であり、セマンティック・ウェブとは以下の事を指します。

セマンティック・ウェブ(英: semantic web)は W3C のティム・バーナーズ=リーによって提唱された、ウェブページの意味を扱うことを可能とする標準やツール群の開発によってワールド・ワイド・ウェブの利便性を向上させるプロジェクト。

セマンティック・ウェブの目的はウェブページの閲覧という行為に、データの交換の側面に加えて意味の疎通を付け加えることにある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/セマンティック・ウェブより引用

うん、わかりにくいですね。

セマンティック・ウェブ自体かなりわかりにくいものであり、まだまだ開発途中のものなので、あまり深く理解しなくても大丈夫です。

次へ進みましょう。

パンくずリストとは違う?

SEOをやっているとパンくずリストという単語を聞く事も多々あります。そして中にはパンくずリストと構造化データは深い関係性を持っている、もしくは同じような存在であると供述されている事もあるかもしれませんが、構造化データとパンくずリストは全く無関係の存在であり、同一の存在でもありません。

そもそもパンくずリストとは、

の、赤線で囲っている部分の事。

ブログやWordpressサイトなどでカテゴリ分けした際に、該当記事上部に出てくるカテゴリ構造の事です。構造化データとは全く別物であり、関係性はほとんどありませんが、構造化データを設定する際には、後述の通り注視する必要があります。

構造化データを設定するメリット

構造化データと聞いて、それを設定するメリットが気になりますね。

構造化データがクローラーにサイト構造等を認識してもらいやすくするためのものというのは、一番最初にお話ししました。

構造化データを設定するメリットとは、まさしくそれ。

クローラーというGoogleのロボットAIがサイトを巡回する際、クローラーはサイト内部のHTML等の情報を見ているのですが、そこに書かれているものが何を意味しているのかは、定義や設定がされていないと判断できないのです。

クローラーが判断や判別に困ると、そのサイトは情報があやふやで扱っては悪い物なのではないかという判断を下されてしまい、順位下落などの影響が出ます。

れを防ぐために、構造化データを設定すると良いというわけです。

構造化データの書き方

では、そんな構造化データを設定する方法ですが、Schema.orgというサイトにて掲載されているタグをメインに設定していく必要がありますが、そのSchema.orgの内装は

この通り英語しかなくて、何が何だかです。

日本語翻訳をしても形を成してくれなくなり、上手く使えそうにありません。

しかしこのSchema.orgには日本語翻訳がされたサイトもありまして、そのサイトを使う事が出来ます。

なのですが、日本語翻訳サイトもこの複雑さなので、何が何だかなのが変わってません。

この事はGoogleも見越してくれていたようで、Googleから『構造化データ マークアップ支援ツール』なるツールが公開されており、こちらを使う事によって簡単に構造化データを設定する事が可能です。

構造化データを設定したいとお思いでしたら、迷うことなく『構造化データ マークアップ支援ツール』を使うようにしましょう。

構造化データ マークアップ支援ツールで構造化データを設定しよう

こちらが『構造化データ マークアップ支援ツール』なのですが、こちらを使うと簡単に構造化データを設定していく事が可能です。まず最初に、これから構造化データを付けたいURLを確認し、当てはまっているデータタイプをチェック。

その後最下部のURL欄へ記入し、タグ付け開始をクリックしましょう。

すると下記のような画面が表示されます。

後は名前、著者、日付に該当する部分をハイライトし、右クリックしてタグとして設定していき、

HTMLを作成をクリックすれば、構造化データが手に入ります。

それを設定したいページのheaderに記入すれば、構造化データの設定が完了します。

一応手動で設定する方法もあるのですが、それだと失敗する可能性の方が大きいので、この構造化データ マークアップ支援ツールを使用するのがやっぱり一番ですね。

効果は?

この『構造化データ マークアップ支援ツール』等によって構造化データを構築できたならば、Googleサーチコンソール等でクローラーリクエストをし、クローラーに巡回してもらいましょう。

そこで何かが確認できるかといわれると難しいですが、クローラーの巡回が上手く行っているならば、後々順位の上昇が見込めるでしょう。しかしすぐに効果が出るわけではないので、気長に待つほかありません。

SEOへ影響はある?

ここまで構造化データについて紹介してきましたが、気になるのは構造化データを実装する事によってSEOへ影響が出たりするのかどうかですよね。せっかくこれだけの複雑な設定をするのですから、SEOに影響があってほしいですが、その答えはどうでしょうか。

SEOへの影響は、実はない

構造化データを設定する事でのSEOへの影響ですが、直接的な影響はかなり少なくて、実のところ設定してもしなくても大して変わらないのです。

GoogleのクローラーロボットAIも日々進化を続けてくれてはいるものの、まだ構造化データがあるサイトとそうでないサイトに上下関係を作ったり、上位表示をさせたりしてくれる機能はないのです。

なので、今のところ急いで細かく構造化データを設定する必要はあまりなく、寧ろ公開する記事の中身をしっかりと充実させて、ユーザーの欲しいものを教えてあげられる記事にする心掛けをしっかりとやるべきでしょう。

SEOでの優先順位は、構造化データ実装はかなり低くしても大丈夫です。

設定する事で何が変わる?

しかし構造化データを設定する事によって、クローラーが認識しやすくなるというのは確かなので、設定する事が余計かと言われるとそうではありません。

今のうちに構造化データを設定して、尚且つサイトの構造や中身を充実させておけば、将来的にはそれが最善の方法となり、検索順位で上位になれるかもしれません。

今のところは構造化データはおまけ程度のもので、上位表示等にあまり変化も出ませんが、やれるならばやっておいた方が良いでしょう。

まとめ

Googleの検索エンジン、クローラーは日々変化と進化を繰り返しているので、将来的には構造化データを実装しているサイトを高く評価するようになるかもしれません。

その時に備えて、今のうちから構造化データを設定しておくのは、決して悪手ではないですよ。

しかし、最優先でやるべきなのは記事コンテンツの充実、ユーザー目線の記事を提供する事なので、やはり構造化データはおまけ程度に思っておきましょう。


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