インターネットでSEOに頼らずに検索上位に自サイトを表示させる方法として、リスティング広告が有効とされています。
SEOと違い、サイトを作成して金額をいれる事ですぐに検索上位に自サイトを表示する事ができます。
ですが、リスティング広告は運営する方法を誤ると広告費だけを大量に消費して効果が得られないまま無駄に終わってしまいます。
そのため、正しいやり方を踏んでいかないといけません。
今回は、リスティング広告の正しいやり方を紹介していきたいと思います。
Contents
リスティング広告の基礎知識
まずは、基礎的なリスティング広告について紹介していきたいと思います。
リスティング広告とは検索結果の最初の1~4つの広告の事です。
google、yahooどちらにもこの広告枠は存在しており、検索連動型広告とも呼ばれています。
両者共運用に関する方法や審査等に差がありますが、基本的には全く同じで、入札する単価によって、広告枠の順位がきまります。
入札に関する単価はキーワードによって左右されており、人気の高いキーワード程高い単価が必要となってきます。
そのため、誘導率が高いLP記事、もしくはライバルが少ないキーワードを見つけてそこに入札する必要があります。
では実際にリスティング広告を出すのにはどんなサービスを使用すればよいか、紹介したいと思います。
google広告の特徴
googleはgoogleが正式に出しているサービスになります。
こちらのリスティング広告では、検索結果だけでなくgoogleが公式に運営しているyoutubeやGmail、googleと提携しているサービスにリスティング広告を出すことができます。
スマホの初期ブラウザがgoogleであることも関係してか、スマホユーザーを多いため、スマホに適したLPを作成しないといけません。
審査基準はそれなりに高く、リスティング記事の内容と出したいキーワードの内容がかけ離れすぎていると審査におちます。
また、googleが定めるポリシー、暴力やR-18表現、ドラッグが含まれた内容やキーワードは審査落ちしやすくなっています。
入札単価は高くなりやすい傾向にありますが、規約から逸脱するような内容で無ければリスティング広告を出す事ができるため、初めてリスティング広告を出す方はまずこちらからになります。
yahoo広告の特徴
yahoo広告はyahooが正式に出しているサービスとなっています。
こちらのリスティング広告では、検索結果だけでなくyahoo!Japanの提携サイトが中心となります。
yahooで検索する方は昔からPCに触ってきた方が多い傾向にあるためか、40代~60代が中心で、PCユーザーが多い傾向になります。
そのため、スマホだけでなくPCで見た時のレイアウトも気にしないといけません。
審査基準は昔は緩い方でした、現在は非常に厳しくなっています。
2019年6月頃にyahoo広告は俗にいうアフィリエイトサイト全ての広告掲載を禁止にしたため、現在リスティング広告を掲載できるのはECサイトと公式サイトのみとなってしまいました。
入札単価はgoogle広告より安い傾向があるため、もし自社商品・サービスを販売するサイトをリスティング広告として掲載したい場合はyahoo広告で運用すると安く運用できる可能性があります。
リスティング広告の損をしないやり方
リスティング広告をあまり考えもしないで単価を入札するようなやり方をしますと、わずか数分で入金した資金を使い果たしてしまします。
そこで、必ず押さえておきたいやり方が存在しますので、今回はこちらを紹介していきたいと思います。
リスティング広告の正しいやり方①:入札単価の決め方
入札単価は基本的に、商標か関連キーワードで大きく変わってきます。
これは目安となりますが、商標でキーワードを回す場合、おおよそ20クリックに一度。関連キーワードはおおよそ50クリックに一度購入で利益がでるように設定しましょう。
何故この金額で設定する必要があるかということですが、まず、商標で検索して来る方は商品に非常に興味がある、もしくは購入意欲がある方となります。
一方で関連キーワード、例えばニキビに効く物でしたら「ニキビ 額」や「ニキビ 最短」等が関連キーワードとなりますが、このキーワードでいく場合は難易度が上がります。
何故難易度が上がるかですが、こういった関連キーワードで検索してくる方のほとんどはどの商品が本当に効くか、自分に合うかが分からない方が大半だからです。
自分が紹介したい商品がどんな方に向いていて、逆にどんな人には向いていないのか?
これをしっかりとおさえた上でLPを作りこむ必要があるため、難易度が上がります。
まず、キーワードを入札する際は、この目安となる単価で設定し、掲載順位が4位以内になるように記事の修正を加えていくことが重要となってきます。
リスティング広告の正しいやり方②:キーワード選定
リスティング広告で紹介したい商品やサービスのキーワードは様々なツールやサイトから探してきましょう。
自分が知っている限りのキーワードで入札をしても大抵はみんなが知っているキーワードである事が多いため、強豪が多い枠で戦う事になりやすく、成果に繋がらない可能性も高くなります。
そのため、キーワードを見つけてくる方法をしっかりと確立する必要があります。
google広告でしたらキーワードプランナーというツールがあり、こちらを使って無料でキーワードの候補を見つける事が可能となります。
こちらのツールは商標をいれるだけでも関係するキーワードも一緒にキーワードや検索数といった情報も表示されます。
入金しないと検索数が詳細に表示されないという難点がありますが、おおよその検索数だけでも調べる事ができるため、使わない手はありません。
他にもラッコキーワードというツールが存在します。
このツールは調べたいキーワードを入力すると検索したキーワードの関連キーワードのリストがズラァと出現します。
このツールで表示されたキーワードをキーワードプランナーで検索してねらい目のキーワードを見つけるのが、オススメの使い方となります。
他にも、yahoo知恵袋で人の悩みをいくつか検索して頻出するキーワードを見つけるという方法も有効です。
是非とも色々な方法をお試し下さい。
リスティング広告の正しいやり方③:損切り
損切というのは、赤字の広告、もしくはキーワードの出稿を取りやめる事です。
実際に運営していくと体感的に分かってくるのですが、たまたま一度売れたキーワードがあると「また売れるかも」と判断してそのまま掲載を続けてしまいがちになります。
たまたま売れたキーワードをそのまま掲載し続けても結局は赤字の金額が増える一方です。
それを回避するためには、必ずいくらまで赤字を許容できるかを事前に決めておき、その金額に到達したら問答無用で切る程の強い意思を持たなくてはいけません。
リスティング広告の正しいやり方④:A/Bテスト
A/Bテストとは、同じサービスや商品の紹介記事をアプローチが異なる記事を2つ用意して広告を出稿する事です。
何故このような事をする必要があるかなのですが、まず、LP記事の一体どこが評価されるか?どのアプローチが訪問者にささるかは実際に広告を掲載してみないと分からないのです。
そのため、実際にアプローチが異なる記事を2つ用意し、必ず比較しながら記事を修正や再作成をする事で購入率を上げていき、単価を押さえていきましょう。
まとめ
リスティング広告は初めの内は赤字になりがちです。
ですが、少しずつ場数を踏む事で体感的にやり方を熟知していき、次第にどのような記事を書けば受けがよいか?どのキーワードの購入率が高くなるかも分かってきます。
ですが、自己流でやっているとなかなかその経験もゆがんだ物となりやすくなります。
ですので、今回紹介した基礎的なリスティング広告の運営の方法をしっかり熟知した上で経験を積むことで利益を生むことが可能となります。
利益がでる素晴らしいリスティング広告をめざして、じっくりやりましょう!