ここ数年、ECサイトを構築する際の選択肢として、Shopifyを利用する企業やお店が増えてきました。
いくつもの種類があるECサイト構築サービスの中で、注目度の高さからShopifyの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は、さまざまなジャンルにおけるShopifyを使用した実例をピックアップしてご紹介します。
また、Shopifyの導入に向けてよくある質問も併せてご紹介します。
Contents
- 1 Shopifyは世界最大のECサイト構築サービス
- 2 ジャンル別!Shopifyを導入したサイト8選
- 2.1 ①アパレルに関するShopify実例|C2「トップページでブランド全体の印象を与えるインパクトがある」
- 2.2 ②スポーツに関するShopify実例|gymshark「大きめの画像でウェアの着心地が分かりやすい」
- 2.3 ③文具に関するShopify実例|こころとどむ「レイアウトが見やすく文具を探す楽しさがある」
- 2.4 ④家電に関するShopify実例|Furbo「縦にスクロールにあわせて商品を詳細に紹介」
- 2.5 ⑤雑貨に関するShopify実例|Francfranc「膨大な商品をジャンル別に分かりやすく配置」
- 2.6 ⑥セレクトショップに関するShopify実例|BECOS「縦スクロールで地図や動画などを組み込んでユーザーを引き込む」
- 2.7 ⑦食品に関するShopify実例|ネスレ(nestle)「膨大な商品が探しやすい機能が豊富」
- 2.8 ⑧無形商材に関するShopify実例|If I Made「オンライン講座を販売」
- 3 その他(販売形態・企業規模等)のShopify実例3選
- 4 Shopifyに関するよくある質問3つ(FAQ)
- 5 まとめ
Shopifyは世界最大のECサイト構築サービス
Shopifyは、2004年にカナダから登場したECサイト構築サービスです。
質の高いECサイトを月額数千円から運用できることが特徴です。
2021年時点では、175以上の国に100万以上のショップがあり、この数値はECサイト構築サービスとしては世界最多とされています。
また、Shopifyで作られたECサイトから商品を購入した方は、全世界で5億人を超え、その経済効果は約50兆円弱とされています。
日本語でのサポートが始まった2017年以降では、Shopifyは国内でも高い成長率で拡大を続けています。
ジャンル別!Shopifyを導入したサイト8選
Shopifyの導入を検討する際、各企業や店舗がどのようにして自社ECサイトで成果を上げているのかを知ることが大切です。
この章では、Shopifyの導入実例を8つのジャンルに分けてご紹介します。
①アパレルに関するShopify実例|C2「トップページでブランド全体の印象を与えるインパクトがある」
C2は、近未来の世界をテーマに活動するアーティスト「CHA2」が運営するアパレルブランドです。
サイトのトップページに特徴のある大きな画像を設置して、ブランドの世界観を強烈にアピールしています。
各商品は比較的大きな画像で並んでおり、サムネイルであってもデザインをひと目で確認できるような視認性が高いレイアウトにしていることも特徴の1つです。
②スポーツに関するShopify実例|gymshark「大きめの画像でウェアの着心地が分かりやすい」
主にフィットネス用のウェアを手がける「gymshark」は、イギリス発のグローバルアパレルブランドです。
大きな画像でトレーニングスタイルを想像させており、トップページには動画を設置して動きを持たせています。
トップページ以降は男女別にカテゴリが分けられており、そこからさらに詳細な商品に分かれているため、目的のウェアまで辿り着きやすく構築されています。
③文具に関するShopify実例|こころとどむ「レイアウトが見やすく文具を探す楽しさがある」
こころとどむのECサイトは、文具の肌触りを表したような、優しい印象のデザインが特徴です。
トップページの上部にはスライドショーを設置して、その都度ユーザーに対して訴求したい情報をアピールしています。
ページは2カラムで表示されており、左カラムには日用品や文具などがカテゴリ別に配置されており、老若男女を問わず利用しやすいように作られています。
④家電に関するShopify実例|Furbo「縦にスクロールにあわせて商品を詳細に紹介」
Furboは「留守中の愛犬をオンラインで見守るデバイス」を販売するECサイトです。
商品の紹介をメインに構成されており、商品使用時の動画なども閲覧できます。サイト内には複数の購入ボタンを設置しており、購入を促しています。
また、特典として割引チケットを配布することで、メールアドレス登録を促す機能も備えています。
⑤雑貨に関するShopify実例|Francfranc「膨大な商品をジャンル別に分かりやすく配置」
インテリア雑貨を販売する「Francfranc」は、ECサイトにアクセスすると小さなウインドウがポップアップ表示され、今探している商品を尋ねてきます。
トップページではキャンペーンや特集・おすすめ・新着アイテム・ランキング・ハッシュタグなど、さまざまなカテゴリから商品を紹介しており、サイト側が主体となってユーザーを目的の商品へ誘導するように構成されています。
⑥セレクトショップに関するShopify実例|BECOS「縦スクロールで地図や動画などを組み込んでユーザーを引き込む」
主に伝統工芸品をセレクトして販売する「BECOS」は、縦長のECサイトを構成しています。
トップページでは、カテゴリ分けや好きな色などさまざまな手段での検索方法を提案しているほか、自社サービスの詳細やよくある質問なども集めています。
同じくトップページ内にYouTube動画を組み込み、作り手の想いをアピールすることで、スクロールするたびにサイトに引き込まれるような設計に工夫されています。
⑦食品に関するShopify実例|ネスレ(nestle)「膨大な商品が探しやすい機能が豊富」
日本でもお馴染みの食品メーカー「ネスレ」の海外ECサイトでは、数ある商品のなかからユーザーが探しやすくする工夫が施されています。
割引商品や目的のカテゴリなどから商品を探せるほか、欲しい商品が見つかると「いくつ購入するか」を選択してからカートに追加できます。
幅広い年齢層のユーザーが戸惑うこと無く購入できるような導線設計が特徴です。
⑧無形商材に関するShopify実例|If I Made「オンライン講座を販売」
「If I Made」は、オンラインで学びを提供するECサイトです。
ECサイトのみならずコーポレートサイトとしても機能しており、コンテンツの紹介から会社概要に至るまで、このサイトのみで完結していることが特徴です。
ECサイトとしてはとてもシンプルに構成されており、講座のコース選択に迷うことはありません。
その他(販売形態・企業規模等)のShopify実例3選
ここまで一般的なECサイトにおけるShopifyの導入実例を紹介しました。
ここからは、近年増加しているサブスクリプションを取り入れたShopifyの導入実例や、大手企業の実例、そして海外展開を可能にする越境ECの実例についても紹介します。
①定期購入に関するShopify実例|筋肉食堂「インパクトのある大きめの画像でユーザーの食欲をかき立てる」
筋肉食堂は、身体づくりやトレーニングなどを志すユーザーを対象に、定期購入(サブスクリプション)と呼ばれる販売方法で宅配料理を提供しているECサイトです。
ECサイトには、食欲を湧き立てるメニューとともに、カロリーやたんぱく質などの栄養価の詳細が記載されています。
筋肉を増強したいユーザーやダイエット目的のユーザーなど、特定の目的を持つユーザーに訴求するための個性が打ち出されています。
②大手企業に関するShopify実例|スズキ「壁紙のダウンロードなど、ファンが喜ぶ目線で構成」
大手自動車メーカーの「スズキ」は、S-MALLと呼ばれるECモールを運営しています。
S-MALLはスズキが運営する3つのショップが入るモールとしての位置付けで、モールを含めた全ての構築にShopifyが使用されています。
スズキのバイクに関する商品を取り扱ったり、PCの壁紙が無料でダウンロードできたりなど、スズキのブランドを活かしたサイト設計が特徴です。
③越境ECに関するShopify実例|サンリオ「海外向けにメール登録を強くアピール」
独自の世界観で人気のサンリオは、海外向けECサイトをShopifyで構築しています。
サイトを開いた瞬間、メールアドレス登録のメリットが大きく表示されて、ユーザーに登録を促します。
また、数枚の画像が素早く入れ替わるような仕組みで商品画像に動きを出したり、キャラクターごとにカテゴライズしたりと、特定のキャラクターのファンにも使いやすく構成されています。
Shopifyに関するよくある質問3つ(FAQ)
ジャンル別の実例を見たところで、Shopifyを検討する際のよくある質問をまとめました。
Shopifyを導入した際のメリット・デメリットなどを確認して、Shopifyが自社商品の販売に役立つかどうか、今一度考えてみましょう。
①Shopifyを導入するメリット(強み)は?
Shopifyは、専門の知識やサーバを必要としません。
数千にのぼるアプリを活用して、本格的でデザイン性の高いECサイトが初心者でも簡単に作れます。
また、海外発のサービスとしてグローバルに展開しており、世界中のさまざまな決済・配送方法に対応しているため、日本から海外に向けて商品を販売する越境ECとしても人気があります。
②Shopifyを導入するデメリットは?
Shopifyは、Amazonや楽天市場のようなモール型ではないため、知名度が無い状態からECサイトを始める際には独自の集客方法を考える必要があります。
また、細部まで思い通りのECサイトを構築するには専門の知識・技術が求められるほか、情報やアプリが日本語をサポートしていない場合も数多く存在します。
③Shopifyを用いたECサイトの集客方法は?
Shopifyで構築されたECサイトの集客方法として、以下が挙げられます。
①Google広告を出稿する
②GoogleAnalyticsで費用対効果を分析する
③サイトを最適化する
このほかにも、できるだけ広告宣伝費用をかけずに集客する方法として、ブログやSNSなどを活用して情報を拡散して、認知度を上げる方法があります。
まとめ
Shopifyは、数多くのアプリを使用して初心者でも簡単にECサイトを構築できるほか、海外展開まで狙えることが大きな魅力です。
一方で、質の高いECサイト構築には専門知識・技術が求められるほか、知名度やサイト集客力を高めるための施策も欠かせません。
LIGHT UPでは、企業様のブランドやコンセプトを活かして、ユーザーを惹き付けるECサイト制作を行っています。
サイトの制作だけに終わらず、集客や売上向上に向けた施策までをトータルサポートしているため、ECサイト制作にお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。