こんにちは、みゃーこ先生です!
ホームページの学校では、インターネットを利用した販促活動に悩みや疑問を抱えている経営者の方に向けて、難しい言葉を使わずに、わかりやすくご紹介しています。
美容室のオーナーさんの悩みの中で、特に最近多いのは、「スタッフ募集」ではないでしょうか。
少子高齢化社会となり、労働人口が減少し、美容師を目指す方も少なくなってきた中で、優秀なスタッフを採用するのに苦労しているのではないでしょうか。
わたしたちも、美容室のオーナー様からこんな悩みをご相談されています。
- 良いスタッフが集まらない
- 入社してもすぐに辞めてしまう
- 紹介でしかスタッフが集まらない
一昔前までは、美容師は「カッコイイ仕事」という反面、付き合ってはいけない男性ベスト3に選ばれるほど、職業としてはチャラチャラした印象を思っていたり、労働環境が悪く思えたりする業界でした。
しかし、最近の美容師業界は、一般的な業種と比べても労働環境は良くなり、いわゆるサラリーマンのような働き方ができる美容室が多くなってきました。
そのような業界の変化にもかかわらず、人手不足が続くのは、美容室としての取り組みや考え方、働くスタッフの雰囲気などが見えづらいからでしょう。
そこで、今回は美容室の「人材確保」のためのホームページ戦略についてご紹介していきます。
Contents
なぜSNSだけでは人材確保のアプローチが足りないのか
美容室のオーナーの方は、人材確保のためのアプローチを何かしていますか?と聞くと、facebookやInstagramをやっています。と答える方が多いでしょう。
SNSの活用は重要で、情報発信をする上では欠かせないツールの一つとなるため、これまで通りSNSは発信し続けるべきです。
しかし、一方で、SNSだけでは人材確保のアプローチとしては足りません。
SNSで訴求できること
SNSで訴求できるものとしては、どんな活動をしているのか、オーナーはどんな思いを持っているのかという部分です。
その点でいえば、SNSはとても優秀なツールで、情報発信としては欠かせません、しかし一方でSNSの情報だけでは求職者の方は「働いてみたい」と思っても、実際の行動として「働いてみよう」とまでは行きづらいのが実情です。
その理由としては、SNSだけでは企業情報は読み取れないからです。
ホームページでできること
ホームページの役割は、それぞれ企業ごとに異なりますが、求職者向けの「人材確保」のためのホームページの持つ役割は、信頼と愛着を持ってもらうことです。
ホームページは、いわば企業の顏です。
どれだけSNSが浸透しても、ホームページが持つ信頼性は、SNSよりも高いでしょう。そのため、SNSで情報をキャッチした求職者の方が興味を持ち、本当に知りたい情報を取りに来るのがホームページです。
ホームページの役割である信頼や愛着という部分においては、企業情報や、スタッフ情報、サロンの雰囲気などを惜しまずに表現することで、「働いてみよう」という行動の後押しになります。
人材確保にはどんなホームページを持つべきか
では、どのようなホームページを持つことが望ましいのでしょうか。
オーナーの想いをしっかり表現する
まずは、オーナーの想いをしっかりと表現することです。
SNSで発信しているような一言二言のメッセージだけではなく、美容業界においてどのような会社にしていきたいと思っているのか、企業として何を目指してるのか、どんなことを大切に想っているのか、そのような熱量のあるメッセ―ジを表現することが必要です。
どんな働き方ができるのか表現する
実際にどのような働き方になるのか、具体的に記載すると良いでしょう。
例えば、一人のスタッフにスポットを当てて、「スタッフの一日」のように、一日のスケジュールを具体例として挙げてみることで、求職者の方がサロンで働くイメージを持ちやすくなります。
同じ美容室でもそれぞれ企業の風土があるため、全く同じ働き方になるとは限りません。
求職者の方の不安をホームページ上で取り除いてあげることで、一歩踏み出す勇気を与えられるでしょう。
求職者向けのコンテンツを沢山作る
ホームページの役割を「人材確保」にするのであれば、採用向けのコンテンツを沢山作ることが必要です。
求職者向けのコンテンツとは、募集要項はもちろんのこと、働くスタッフの声、福利厚生のページ、数値で見る企業情報、社長メッセージ、先輩スタッフの働き方など、沢山ありますが、このようなコンテンツをたくさん用意することがおすすめです。
求職者の方は、これらのコンテンツを見て、会社に対して興味関心度合いを強くし、愛着や信頼に繋がっていくため、ただ募集要項だけあるようなホームページにはしないことが必要です。
やってはいけない人材確保のホームページ
次に、「こんなホームページにはしてはいけない」というものを見ていきましょう。
来てほしいスタッフ像が明確じゃない
ホームページで求職者に向けてアプローチする際に、働いてほしいスタッフ像が明確でなければ、なかなか募集は集まらないでしょう。
その理由としては、求職者の方もどんな人に来てほしいのかが見えなければ、「自分事」として捉えてもらえずに、心に響かずありきたりな情報しか見えないため、働いてみようと考えられにくいでしょう。
例えば、具体的に例を挙げてみると、
- 他の美容室での働き方に不満を持っていた方
- 就業時間に悩みを抱えている方
- 副業しながら美容師をしたいと思っている方
- もっと技術を向上したいと思っている方
といったように、具体的に挙げてみると「来てほしい方」に来てもらえるでしょう。
もちろん、上記の部分は本当に思っていることでなければならないため、就業時間に悩みを抱えている方が、入社された時に、その課題がしっかり解決されることが重要です。
マイナスな面を隠す
また、マイナスな面を隠したり、ごまかしたりすることはやめましょう。
しっかり、現実とホームページ上の情報がリンクしていなければ、せっかく入社した方も、結局辞めてしまいます。
騙して入社させるようなことをすると、かえってマイナスが大きくなり、評判も悪くなるでしょう。
例えば、
- 時間の拘束は長い、けど、技術的な向上は絶対に見込める
- 休日出勤もある、けど、先輩がしっかりサポートして教えてくれる
といった、マイナス面もしっかり表現しつつ、それ以上に強みや良いところが表現できれば、求職者の方はしっかり判断してくれるでしょう。
まとめ
ここまで、美容室の人材確保のためのホームページの活用についてご紹介してきました。
美容室のスタッフを確保するには、SNSだけではなく、ホームページを活用して募集をすることで、入社してからのミスマッチも防ぐことができるでしょう。ここでのポイントは、
- SNSだけじゃなくホームページも活用する
- 求職者向けのコンテンツを沢山作る
- ウソ、偽りなく正直に表現する
というものでした。
これからの労働人口減少の対策として、しっかりと人材確保のためのホームページを持つことがおすすめです。